消防署 地図記号

時は江戸時代。「火消し」と呼ばれる今の消防署のような仕組みがありました。まず、1人が屋根の上に「まとい」を立てました。これを目印に消火活動が始まります。火事の現場では「さすまた」で、柱を次々にたおし、家をこわしていきます。江戸時代の家は紙や木でできていたので、火事がおきると燃え広がるのはあっという間。当時は消防車などはなく、ポンプも人の力を使ったものだけ。そこで「火消し」たちは「さすまた」で家をこわし、火が燃え移るのを防いでいたのです。「さすまた」は、火事を食い止める象徴的な道具ゆえ、この記号になった。

dailydiary

0コメント

  • 1000 / 1000